親父からの手紙(2)

どうも。参四郎です。

今朝、出勤前にポストを確認すると親父からの手紙が入ってました。前回届いた時の返信に「用がある時は電話するように」って書いといたんだけどな。全く聞く耳持たずですか。ホントに頑固な野郎だよ。
とりあえず手紙を鞄に入れて出発し、コンビニの駐車場でコーヒーを飲みながら目を通しました。便箋4枚の大作(汗)。以下抜粋。

ご無沙汰していますが元気でいますか。そちらの暮らしには慣れましたか。

まあ生活には完全に慣れたな。どちらかというと日々疲れているが、特に体を壊すことなくやれている。

今年の誕生日で75歳になるため、車の運転を続けるためには「認知機能検査」を受け、「高齢者講習」を受けることになります。講習日は5月20日です。

75か。親父も歳食ったもんだな。過去に何度か説得したが、やはりまだ車を運転する気でいるらしい。事故って親父がどうなろうと自己責任だが、人様に迷惑を掛けるのだけはマジで勘弁してほしいからな。免許返納してほしいんだけどな。ていうか講習日の報告とかいらんやろ。

叔父さん(親父の弟)は畑を譲っても良いと言っていますが、農家の人でないと譲渡できないと農業委員会が言っているそうです。農業委員会に電話して、どうしたら農地を手に入れることができるのか詳しく聞いてください。

祖父が死んだ時、家は親父が、畑は叔父がそれぞれ相続した訳です。それによって不都合が生じているのが現状。農地の所有権移転や地目変更ってのは中々面倒なんですよ。家も畑も親父名義になっていれば、親父が死んだ時に相続という形で農地を私の名義にすることができたんだけどな。この状態を放置すると、叔父が死んだら叔父の子供が畑を相続することになり、その際は叔父の子と畑の交渉するという超面倒なことになってしまう訳ですな。この問題をいつまでも先延ばしにする訳にもいかんな。近い内に農業委員会に行ってみるか。

あるいは農家の娘と結婚し、農地をまず親に買ってもらい、それを譲り受けるという方法もあると叔父さんは言っていました。

いかにも「昔の人」的な考え方だな。女を「目的を達成するための道具」みたいに思ってる所が。なんか昔の人って農家の娘さんを「無学な田舎者の象徴」みたいに捉えてる所があるような気がする。勤務先の施設に入所している元教師も「ウチの家内は農家の娘で中卒だから」って言ってたしな。

墓の修繕積立金を払ってくれたとのこと。祖父母も喜んでくれていると思います。祖父母の建てた家に住まわせてもらって、恩返しができて良かったと思います。

うん。払った。仕事を終えて帰宅したら家の前に全然知らないオジサンが居てさ。「修繕費払ってくれ」って。最初は詐欺かと思ったわ(笑)。恩返しって・・・たったの3,000円だけどな。

概ねそのような内容の手紙でした。奴にしては珍しく説教じみた文章はなかったな。「夏頃か秋までにはそちらに行く」とも書いてあった。ま、顔を合わせればケンカになると思うけどな。

それではまた。


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