どうも。参四郎です。
桜鷹虎(さくらたかとら)という人のYouTubeチャンネルに元パチンコ攻略マガジンの和泉純さんが出ておられて、思わず見入ってしまいました。お元気そうですな。
和泉さんと言えば釘。この人ほどパチンコの釘調整を研究した人は他に居ないんじゃないかと。以前は誌面や映像等で精力的に活動されてたんですけど・・・近年、釘調整が完全に違法という運びとなり(一応昔からそうだったが)、警察に摘発される店まで出てくる始末。雑誌等でも釘調整に関する解説がされることはなくなり、そういった業界の変化に伴って和泉さんもフェードアウトしていったんだよな。
現在は・・・マジで一人のパチプロとして生活してるらしい。
で、今回観た動画の中で釘調整について色々と語ってましてね。なるほどなーって。やっぱり釘王との異名を持つ和泉さんが言うと説得力があるっていうか。
で、今回は和泉さんが語っていたことと私の見解も踏まえて、パチンコの釘調整について色々と書いてみたいと思います。今はほぼパチスロしか打たない私ではありますが、これでも昔は自分なりに釘を研究してたんですよ(笑)。
えー。まあこれが近代デジパチの基本的な釘の配列ですな(汚くてスマン)。これを基に各釘について書いていきます。
①ヘソ(命釘)
言わずもがな最重要な釘。当然広ければ広いほど良い。そして向きは上向きが良い。これは昔から雑誌等で解説されていた通りですな。和泉さん曰く「釘を上げると玉は勢いを失い、下げると躍動する」とのこと。「上げると勢いを失う」っていうのは玉が盤面とぶつかるっていうのが理由。で、ヘソの場合は道やジャンプから勢い良く跳んできた玉をここで失速させて受け止める必要があると。だから上げ調整がイイんですな。当然ステージ等の真上からの入賞にも有利。
因みにあの有名な?パチンコ玉三郎の社長も「お客様から頂く時はヘソを下げる」ってテレビで実演しながら語ってたな。良い時代だったよな(笑)。
②道釘
道は下げ調整が良いらしいです。ヘソとは逆でここで玉に勢いが付かないとヘソに到達せずにこぼれ落ちると。玉が道で失速する台って結構あるんですよね。ボテボテのピッチャーゴロみたいな動きをする台が。そういうのはダメね。逆に下がってさえいれば道釘の端を広げるような調整をされても特に問題はないんだって。
昔のパチマガで「道を上げるとステージへの乗り上げ率が上がる」って書いてた記憶があるんですけどどうなんですかね。
③ジャンプ釘
ここは昔から「上げ調整が望ましい」とされていた釘だが、和泉さん曰く「上げでも下げでも回転率に大きな影響を与えない」とのこと。釘を上げると玉が失速するがヘソとの距離は縮まる。下げると逆になる。「どちらも一長一短」とのこと。個人的にはここで玉が失速した方がヘソに絡みやすいような気もするが。ヘソとの距離も縮まる訳だし。
・・・とまあ、釘調整について色々と書き連ねましたけど、重要なことを一つ言っておきます。それは「基本的にパチ屋の日々の釘調整はヘソしか叩かない」ってこと。これは私が〇ハンでバイトしてた時に実際に目にしたことですから。例えば次の日が海物語のイベントって時は海の台ガラスを全部開けて一気にバーッと叩いていく。「はい次。はい次」みたいな感じで。
そりゃそうでしょうよ。何百台とあるパチンコ台を一々「道をこうしてヨロイをこうして」とかやってたら夜が明けちゃうって(笑)。そしてそんな手間暇かけても一般客には何も伝わらないんだから。一般客は釘じゃなくてデータ表示器を見てる。「この台はずっと単発ばっかりだから今日は連チャンするんじゃないか」とか「この台は昨日爆発したから今日は止めとこう」とか、そういう基準で台選びしてる客が大半なんだから。
勿論スルーとかアタッカーとか細部の調整もするんでしょうけど、そういうのは一回形が決まったら基本的に動かさない。そんな暇ないって。
まあそういう訳だから・・・少なくともパチンコ打つ前にヘソくらいは見た方がイイと思いますよ。
それではまた。