どうも。参四郎です。
現在私が勤務している有料老人ホームに理事長(私の叔父)が顔を出すことは滅多にないんですね。でも毎年年末には顔を出して施設内をチェックして回り、色々とダメ出しをされるそうです。なので去年の年末もそれを警戒して、普段していないようなことまでやったりして理事長の訪問に備えていた訳ですが・・・来なかった。
「今年は来なかったね」って感じで年が明け、みんな理事長の訪問のことなんか忘れかかっていたんですけど・・・今日来た!まもなく夕食が始まるって時間に突如として現れてチェック開始。職員一同呆然!絶体絶命!
結局色んなことを指摘され、管理者と主任はスタッフルームで大層怒られていました。理事長が特に気に入らなかったのは次の2点。
①車椅子に座ったまま食事を提供している
理事長曰く「車椅子は食事をする為のモノではない」とのこと。うん。これはごく当たり前の考え方で、余程の事情がない限り殆どの施設で椅子への移乗を行っていると思います。
②利用者を寝かせたまま経鼻栄養の注入をしている
車椅子の件と同じで「食事の際はちゃんと座らせろ!」ってことですね。
理事長が帰った後、管理者の方と少し話したんですけど「毎年言われてるんですよね、でも大変だから」などと言っておりました。そりゃあ理事長も怒るわ(笑)。組織のトップから指摘されたことを何ら改善せず、理事長が来る時だけちゃんとしてその場を凌ごうとする姿勢。上の人間がいくら高い理想を掲げても現場で働く人間の意識が低いとどうにもならん。組織を回して行くって大変なんだな。
でもまあ、もうちょっと待遇を良くしてあげたら下の人間の意識も変わってくるかもしれないですけどね(笑)。
それではまた。