どうも。参四郎です。
私が現在勤めている有料老人ホームには食事を摂ることが出来ずに、鼻から注入食を摂取している人が何人かいます。要は鼻から胃までチューブを通して必要な栄養を直接注入するってやつですね。「胃ろう」っていうのは知ってましたけど、「経鼻経管栄養」っていうのは恥ずかしながら知りませんでした。比較的新しい技術なんですかね。
そういう人たちって基本的に身動きが出来なくて寝たきり状態なんですよね。首とか手足も拘縮して自発的に動くことが出来ない。中には頻繁に嘔吐したり発熱したりしてメッチャ苦しそうに悶えてる人も居るんですね。
そういった状況を自分の意志で選択しているのならアレですけど、家族の意向でそうしてるのだとしたらちょっと残酷に思うんですよね。
そういった苦しそうな表情を見ていると正直「人間、こうまでして生きなくてはならないのか?」とか「いい加減楽にしてやれよ!」って思ってしまいます。結構デリケートな話なので批判もあるかと思います。「お前は植松(障害者19人を殺害した人、障害者に対する独自の理論を展開)か!」とか言われそうですけど、私は決して彼を肯定するものではないですよ。ただ、十分に人生を全うした高齢者が身動きも出来ず、物も食べれず、鼻から無理矢理栄養を入れられて生き長らえて、実際に目の前で苦しんでる訳ですよ。そういうのを目の当たりにすると疑問を持たざるを得ないっていうか。
自分の考えは間違っているのだろうか。