なぜパチンコ店は高設定を使ってくれないのか

「ジャグラーの設定6をツモってアホみたいにペカらせまくりたい」

ジャグラー打ちなら誰もがこうなる事を願っているのですが・・・現実のパチンコ店では滅多なことでは高設定を使ってくれません。では、「なぜパチンコ店は高設定を使ってくれないのか」ということについて、私の推測も含めてお話ししていきたいと思います。

まず、「同じ平均設定なら、高設定を少数使うより中間設定を複数ちりばめた方が稼働は上がる」というのが、業界大手の共通した認識です。実際そのように営業しているということは、多くの業界関係者が発言していますし、私も普段の稼働において、ヒシヒシとそれを実感しています。では、中間設定を多用することで、店側にどのようなメリットがあるのかを考察していきます。

①スロプロを排除できる

パチンコ店は「特定の人間だけが勝ち続けることを望んでいない」ということだと思います。スロプロは「高設定ではない」と判断したら台を捨てますし、それが何度も続けば「この店は使えない」との判断をします。中間設定を多用することでプロを排除し、一般客に幅広く遊んでもらう為の、非常に有効な方法と言えるでしょう。

②高設定の期待感を持たせることができる

中間設定の台は瞬間的に高設定のような挙動になることがあります。場合によっては数千枚くらいの爆発が起こることもザラにあります(実際には期待値がなくても)。そういった怪しい台があちこちで見られれば、一般客はとりあえず納得するし、ある程度の出玉感が演出できるのです。

③夕方からの客にも楽しんでもらえる

所詮中間設定ですから、いつまでも高設定挙動は続きません。であるが故に打ち切ることが出来ず、客が入れ替わります。ですから、そういった台に夕方からの客も座ることができる訳です。一応は設定が入っているので、それなりに楽しんでもらうことができる訳です。また、中間設定の場合、立ち上がりの挙動が極端に弱いこともあり、そういった台が夕方から稼働し、±0付近まで持ち直すこともザラにあります。つまり、中間設定を多用することで、サラリーマンの方々にもチャンスを与えることができるのです(実際には期待値がなくても)。

こうして書き上げてみると・・・店にとっても一般客にとっても、良いことばかりですね。恐らく、これから先もこの営業方法は続いて行くと思われます。面白くないけど仕方ありません。でも店長!アイムジャグラーくらい素直に高設定使ってくださいよ!高設定でもキツイですから・・・お願いしますよ!

店長:ダメだ。アイムジャグラーの設定4でも喜んで打つ人間はいくらでもいるのだよ。嫌なら打つな。

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