どうも。参四郎です。
私は今年で41になる訳ですが、30代後半くらいから何となく「年を取るってこういうことなんだろうな」っていうのを実感するようになってきました。
例えば音楽。
私の親父も含めて年寄りって基本的に演歌とか歌謡曲、所謂「懐メロ」みたいなものしか聴かないじゃないですか。そういう人たちにロックとかテクノとか最近のポップスなんかを聴かせても興味を示さないし、価値を見いだせない訳です。
中には「ジャズが好き」なんて洒落た人もいますが、そういった人達にとってのジャズっていうのは古典的な表現のものであって、バリバリの(死語?)前衛フリージャズなんかを聴いても「訳が分からん」ってなるのがオチですね。
つまり若い頃に流行っていたり好きだった音楽が全てであって、それ以外のものは受け入れ難いという訳ですな。
私の場合、音楽に関しては特に好きなのでまだ柔軟な方ですけど、それ以外のことに関しては結構凝り固まっているのかもしれません。
例えばゲーム。私の中でドラクエやファイファンは「6」までであって、それ以降の作品はやったことがないし、特別やりたいとも思わない。最近のものはグラフィックとか凄いんでしょうけど、どうにもそそられない。ついでに言うとドラクエに関しては鳥山絵に飽き飽きしてるし、ファイファンに関しては天野喜孝氏のデザインじゃないと嫌(笑)。
まあ、誰かが「そう言わずにやってみなよ」って感じでハードとソフトを買い与えてくれたらやってやらんでもないけど(笑)。
マンガもそうで「鬼滅の刃」とか「ワンピース」とか凄く人気があるみたいですけど、どうにもそそられないし読む気もしない。私の中でマンガとはつげ義春であり、白土三平であり、楳図かずおなんですよね。それ以外にも好きなマンガ家はいっぱいいますが、少なくとも昔のマンガ家の絵には強い個性があったよね。今のマンガ家の絵にはそういったものがホントに少ないと思うんですけど。小奇麗なだけで。
まあ実際読んでみたら「何コレ!超面白い!」ってなるのかもしれないけど。
そんな感じで「古き良き思い出」に固執して新しいものを受け入れられないのが「年を取る」ってことなのかもしれないですね。
近い将来、今の中年が年寄りになった結果、老人ホームでヘヴィ・メタルが爆音で鳴り響く日が来るかもしれないですね。そんな老人ホームいらんけど(笑)。
それではまた。
メタルはすでに年寄りの物だろ。
考えてみれば「BURRN!」の編集部の人たちも結構な年齢なんでしょうね。長いこと読んでないですけど。
60台だと老人ホームに入らんな、すまん